第12回公演 あらすじを公開しました

第12回公演 椅子語り =Story=

福島市の文化通りから、
黒猫の後をこっそりついていって、
細い路地をひょいと曲がると、
ひっそりと立っている「吹きしま椅子店」。

小さな店の中には、ところ狭しと
様々な種類の椅子が並べられています。

それらの椅子は、変わった店主の宝物。
決して売ってくれやしません。
この店では、その椅子たちに
まつわる物語を売ってくれるのです。

椅子語りポスター椅子がたり裏

~今回のお話は、そんな「椅子語り」の中から
3つの物語をお届けします~

Ep.1 ~写真館の椅子~
笑わない男がお見合い写真の撮影にやってきた。
こだわりのある写真屋は、彼のすべてが気に食わない。
果たして無事、良い写真は撮れるのか…。
昭和初期、福島市のとある写真館の椅子の記憶。

Ep.2 ~県令室の椅子~
第五代福島県県令、三島通庸(みしまみちつね)。
彼の県令室に、クリスチャンで浮世絵商の
原胤昭(たねあき)が招かれる。
三島県令の政策に反抗した県民が起こした福島事件。
原は、この事件の主犯格を、錦絵にして配布していた。
鬼県令と呼ばれた三島と、彼を絵で批判した原の
2人きりの会話を聞いていた、県令室の椅子の話。
Ep.3 ~あいつの椅子~
いつも窓際の席に座り、「春風の歌」を
口ずさんでいた女の子。
彼女の夢だったあの街に出ると決めた男と、
彼女の側にいたくてこの街に残ることを決めた男。

彼らは、彼女の命日に、この街”福島”で再開する。

「あいつ、ほんとは殺されたんだと思う…。」

あの日も、あの子が座っていた椅子が語る、物語。

-わたしは ひとり 椅子語り
想い出 積みゆくこともせず
しーっと 唇 手を当てて
静かな 時を 過ごしてる


第一回POP演劇祭 出場作品

劇団120◯EN 第12回公演
「椅子語り」 作・演出:清野 和也

日時:4月20日 13:00~14:30
場所:こむこむ わいわいホール
入場料:1,000円
※劇団の作品の観劇料ではなく演劇祭の入場料になります。
こちらの入場料をお支払いいただくことで、
演劇祭出場作品3本を通しでご覧いただけます。

<Cast>
安達 駿希 / 清野 和也

<Staff>
脚本・演出:清野 和也
舞台監督:増田屋祐介
総合音楽:金田一 純一 / 歌:杏華
照明:増田屋祐介
舞台美術:鳥居 巧
衣装・メイク:安達 駿希 / 川島 ゆかり
制作:鳥居 巧 / 増田屋祐介
演技指導:鈴木 優斗 / 浅川 宣行

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