
劇団120◯EN 第9回公演
妖怪遺書
公演概要
脚本・演出 | 清野和也 |
日時 | 2013年6月16日(日) 18:00~ |
会場 | 福島県護国神社 神楽殿 |
料金 | 無料 |
物語
コンコンと、人の遺書に筆を入れる男が毎夜毎晩やってくる。
「ほれ、此の文がどうもいけない。こうこう、こうすれば良い」
成程、こいつは名文と筆を取って書き直し、手を打ち喜び、
最後の酒宴ヨ、祝の杯飲み交わし、
「ヨシ、明日こそ死んでしまおう、今生の別れ」ト床に就くのだが、朝起きるとどうもいけない。
夜中の恋文。夜中の遺書。小っ恥ずかしい文書である。
どうにもこうにもこれでは死ねぬと頭を抱えて飯を喰らい、
ごろごろごろとしていると、コンコンとまた戸を叩く音。
どれ、今日こそはと遺書を書くため筆を取る。
一杯森の長次郎」ト男は名乗る。どうもお偉いお方らしい。
信夫の三狐、神の遣い。
「ようござった、お稲荷様」ト平伏し、油揚げを用意はするが、実の所、この神様の遣いのことをよく知らない。
そもそも何故、神様が遣いが遺書に手を貸してくれるのか、
それもよく解らないのである。
◉出演
一盃森の長次郎 | 浅川宣行 |
男 | 清野和也 |
会場詳細
福島県護国神社 神楽殿
〒960-8025 福島県福島市駒山1

取り上げたルーツ
チラシデータのダウンロード