演出の意図を汲み
光で視覚に働きかける
演出を行う
公演の台本を元に、どんな照明を使って役者を照らすのかプランを作り、光でお客さんの心を瞬時に動かす役職。俳優と同じ心理状態を、照明で作りだしお客さんにみせていく。
照明機材など専門知識が必要なため一緒に勉強していきましょう。
■本番までの仕事の流れ
① 脚本を読み、大まかな灯りのイメージを作っておく
② 演出の作品の全体イメージを確認する。 照明のイメージも固まっているようであれば確認する
③ 演出家に照明イメージを提案する。全体的な色、明るさのイメージ、舞台空間をどのように区切るかを意識する。
④ 演出とイメージのすり合わせができたら、脚本の中でシーンごとの照明をノートに色付きでまとめる。(どんんな機材を使うのか、照らす方向、色など)
くわえて、照明を切替のタイミングを記した「Qシート」を作成する。
⑤ 立ち稽古に立ちあい、芝居を理解し俳優の動きやきっかけを覚える。
⑥ どこにどんな照明を吊るすのか、置くのかを書いた仕込み図案・フェーダー表案を作成する
⑦ プラン、仕込み図をもって会館と打ち合わせを行う
⑧ 各スタッフのプランとすり合わせをし、きっかけ表を作成する
■照明の本番の流れ
① <リハーサル>シーンごとに、照明機材のそれぞれをどれくらいの明るさで照らすのかレベル取りを行う。基本的には演出の指示に従うこと
② Qシートを元に、舞台監督と連携し、本番のオペレーションを行う