姥ケ梅 – 福島市の史跡

■姥ケ梅(うばがうめ)
ジャンル:史跡・自然
時  代:鎌倉時代~
地  域:福島市山口御成
題材公演:しろ

概要

姥ケ梅 福島市文知摺(もちずり)から安洞院(あんとういん)へ続く道にある梅。

鎌倉時代に大磯(おおいそ)の虎女という女性がおり、旅をしながら夫であった曽我十郎祐成(そがじゅうろうすけなり)の悲話を語り継いだとされている。

旅を続ける虎女が福島の文知摺観音を詣でた際に、その証として彼女とともに旅をしていた姥の手で植えられた。

なお、文知摺には、平安の時代、彼女と同じ名の「虎女」の悲恋の伝説が残っている。
梅は地元の人々に愛され、枯れるたびに植え替えられている。

劇団120◯ENの作品では?

第11回 しろ 音霊、「虎女」が植えたとされる梅。一年中、雪のように白い花をつけた。
物語の主人公、佐藤四郎左エ門顕秀は、その事を不気味に思った北畠顕家の命で、その梅の木を切り倒す。その日から、彼は虎女、そして音霊という幽霊達に取り憑かれてしまう。

物語終盤、北畠、佐藤顕秀が破れ、顕秀の城、岡本村高松城がおとされた際、城から落ち延びた顕秀の妻「おまつ」は、姥ヶ梅のあった場所で自害をしようとする。虎女ら音霊たちが、顕秀からの手紙を歌にしておまつに届け、おまつは強く生きることを決意。顕秀によって伐られた梅の木からは、小さな芽が出ていたのだった。

関連場所へのアクセス

■姥ヶ梅
住所:福島県福島市山口御成
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関連リンク(劇団ホームページ以外)

安洞院(あんとういん):持摺石が残る寺院

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