兎と亀 – 福島市の伝説

■兎と亀
ジャンル:民話・伝承
時  代:古代
地  域:福島市大笹生
題材公演:兎と亀

概要

IMG_20141019_171236153 福島県福島市大笹生の羽根山に残る伝承。

太古の昔、現在の福島市は湖だったという伝説があり、羽根山は湖に浮かぶ島だった。その島には、大きな亀が住んでおり、「亀が森」とも呼ばれていた。
おとぎ話として有名な兎と亀のかけくらべも、この山が舞台であったのではないかと伝えられている。

<以下、大笹生羽根山にある塩竈神社参道の看板より>

「奉納 兎と亀」

遥かに遠い その昔 見渡す平野は湖といい

水は次第にひいて来て 笹が沢山 生いました

ここ大笹生と云うのです

 

今から弐千年以上のその昔

信達平野が湖の頃 この羽根山は島でした

大きな亀もゐたと言い 亀が森ともよびました

 

昔むかしのその頃の お伽ばなしにある様な

兎と亀のかけくらも この山あたりではないのかと

今の人達も謂う のです

 

羽根通し 兎に勝って 亀詣り

奉納者一同

再製寄進 桜井久仁男

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劇団120◯ENの作品では?

jsaki5okame 劇団120◯EN第14回公演 「兎と亀」の舞台のモチーフ。

羽根山を舞台に亀「有亀良(あきら)」と兎「北兎(ほくと)」のかけくらべが行われる。

この頃の伝承に基づき、福島の平野は湖に沈んでいる設定で物語は進む。

 

 

関連場所へのアクセス

■羽根山
住所:福島県福島市大笹生羽根山
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