下村藩はいつも殿様がいない!?
殿様に成りすませ!歴史喜劇!
登場人物 | 10人(男7人、女3人) |
上演時間 | 100分 |
あらすじ
江戸時代、福島市佐倉下にあった陸奥下村(むつしもむら)藩。この藩を治めていた殿さまは、田沼意次の子孫たち。 意次の失脚後、彼らは相良藩(静岡県)を取り上げられ、 代わりに下村を与えられましたが、 代々、江戸から出ることを禁じられていました。ですから、この村の人々は誰ひとり この地を治める「田沼の殿さま」の姿を 見たことがありませんでした。
文政6年(1823年)のこと。 突然、下村藩が無くなることになりました。 田沼の殿さまが将軍・徳川家斉公に気に入られ、 元々の領地、相良(静岡県)を治めることになったのです。
「最後にひと目、下村を見てみたい」
急に田沼の殿さまが言い立って、下村の人々は大慌て。 失礼の無いように迎える準備を整えますが、ある噂が立ちます。
「この下村で殿さまを暗殺しようとしている者がいるらしい!」
殺されては大変と、藩の侍は「奥玉神社」に勝手に住み着いていた村一番の嫌われ者を 殿さまの影武者へと仕立てあげるのですが…。
初演:2019年11月