黒岩虚空蔵尊 観音堂(くろいわこくぞうそん かんのんどう)
ジャンル:寺社仏閣
時代:江戸
地域:福島市黒岩上ノ町
題材公演:辛かろう、夜逃げ家老
概要
忠臣蔵の悪役として有名な吉良上野介の妻の梅嶺院が
寄進した如意輪観世音菩薩を祀る観音堂。
梅嶺院は、自身の父や息子が住む米沢を訪れるたびに
黒岩虚空蔵尊(満願寺)を訪れ大切に拝んでいたという。
現在は、観音様は満願寺に移されている。
<寺社仏閣> 観音堂
この観音堂は如意輪堂とも呼ばれていて、赤穂年間(1688~1703)に建てられたといわれている。本村の如意輪観世音菩薩は、大石内蔵助の敵となった、吉良上野介の奥方、おサンの持仏であった。奥方は米沢藩藩主上杉定勝の娘で吉良家にとついで梅嶺院と呼ばれ、米沢の父方を訪れるたびにこの満願寺にたちよられ、この上なくこの寺を好まれ大切に拝んでおられた如意輪観世音菩薩をここに寄進されたという。観音像のお丈けは17cmであっても、光背には三十三観音が刻まれているみごとなものである。いま満願寺に移されている。またこの観音は、信夫新西国第十三番礼所になっている。(ディスカバー・マイ・カントリー 福島信夫ライオンズクラブ)
劇団120○EN作品では?
福島藩の武士作五郎に取り憑いた吉良上野介の心残りであった
「妻に会いたい」という願い。
大野九郎兵衛が、福島の街に来ているとの話を聞き、
おますとおせいが街の人々に聞いた所、黒岩虚空蔵尊にいると教えてもらう。
おますとおせいは黒岩虚空蔵尊に向かい、吉良の妻、富子に会い話をする。
関連場所へのアクセス
黒岩虚空蔵尊
住所:福島県福島市黒岩上ノ町43
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