■兎と亀 ジャンル:民話・伝承 時 代:古代 地 域:福島市大笹生 題材公演:兎と亀
概要
太古の昔、現在の福島市は湖だったという伝説があり、羽根山は湖に浮かぶ島だった。その島には、大きな亀が住んでおり、「亀が森」とも呼ばれていた。
おとぎ話として有名な兎と亀のかけくらべも、この山が舞台であったのではないかと伝えられている。
<以下、大笹生羽根山にある塩竈神社参道の看板より>
「奉納 兎と亀」
遥かに遠い その昔 見渡す平野は湖といい
水は次第にひいて来て 笹が沢山 生いました
ここ大笹生と云うのです
今から弐千年以上のその昔
信達平野が湖の頃 この羽根山は島でした
大きな亀もゐたと言い 亀が森ともよびました
昔むかしのその頃の お伽ばなしにある様な
兎と亀のかけくらも この山あたりではないのかと
今の人達も謂う のです
羽根通し 兎に勝って 亀詣り
奉納者一同
再製寄進 桜井久仁男
劇団120◯ENの作品では?
羽根山を舞台に亀「有亀良(あきら)」と兎「北兎(ほくと)」のかけくらべが行われる。
この頃の伝承に基づき、福島の平野は湖に沈んでいる設定で物語は進む。
関連場所へのアクセス
■羽根山
住所:福島県福島市大笹生羽根山
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