椅子語り
古い椅子ばかりが並ぶその店は
椅子に染み付いた物語を
売っている椅子語り屋
第1回POP演劇祭出場作品
劇団120○EN 第12回公演
椅子語り
公演概要
脚本・演出 | 清野和也 |
音楽 | 金田一純 |
日程 | 2014年4月20日(日) 13時~ |
会場 | こむこむ わいわいホール |
料金 | 1,000円 ※POP演劇祭入場料金 3劇団通し |
物語
わたしは ひとり 椅子語り
想い出 積みゆくこともせず
しーっと 唇 手を当てて
静かな 時を 過ごしてる
福島市の文化通りから、黒猫の後をこっそりついていって、
細い路地をひょいと曲がると、
ひっそりと立っている「吹きしま椅子店」。
小さな店の中には、ところ狭しと、
様々な種類の椅子が並べられています。
それらの椅子は、変わった店主の宝物。
決して売ってくれやしません。
この店では、その椅子たちにまつわる
「物語」を売ってくれるのです。
~今回のお話は、そんな「椅子語り」の中から
3つの物語をお届けします~
Ep.1 ~写真館の椅子
笑わない男がお見合い写真の撮影にやってきた。こだわりのある写真屋は、彼のすべてが気に食わない。果たして無事、良い写真は撮れるのか…。
昭和初期、福島市のとある写真館の椅子の記憶。
Ep.2 ~県令室の椅子
第五代福島県県令、三島通庸(みしまみちつね)。彼の県令室に、クリスチャンで浮世絵商の原胤昭(たねあき)が招かれる。
三島県令の政策に反抗した県民が 起こした福島事件。原は、この事件の主犯格を、錦絵にして配布していた。
鬼県令と呼ばれた三島と、彼を絵で批判した原の2人きりの会話を聞いていた、県令 室の椅子の話。
Ep.3~あの子の椅子
いつも窓際の席に座り、「春風の歌」を口ずさんでいた女の子。
彼女の夢だった「あの街」に出ると決めた男と、彼女の側にいたくてこの街に残ることを決めた男。
彼らは、彼女の命日に、この街”福島”で再開する。
「あいつ、ほんとは殺されたんだと思う…。」
あの日も、あの子が座っていた椅子が語る、物語。
◉出演
安達駿希
清野和也
金田一純(ピアノ演奏)
歌:杏華
◉スタッフ
脚本・演出 | 清野和也 |
総合音楽 | 金田一純 |
舞台監督 | 増田屋祐介 |
照明 | 川島ゆかり |
舞台美術 | 鳥居巧 |
衣装・メイク | 安達駿希 川島ゆかり |
制作 | 鳥居巧 増田屋祐介 |
演技指導 | 浅川宣行 鈴木優斗 |
◉取り上げたルーツ
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デザイン:鳥居巧