こんにちは、劇団120○ENの奈良です。
今回は山茶花(さざんか)という女の役で出演します。
山茶花とは花の名前ですが、私にとっては少し思い入れのある花です。
いつの間にやら丸5年前の話になるのですが、私が120ENに入団して初めて参加した「兎と亀」という作品で山茶花の花が出てきたのでした。
舞台は古代、昔話の世界。福島市は大笹生の羽根山(はねやま)で兎と亀が追いかけっこ。
その中で花びらがひらひら落ちてくるのを眺めながら、というシーンがあり、それまではあまり意識したことのなかったこの山茶花という花が気になるようになりました。
2015年1月の第14回公演でのことです。
時は戻って2019年11月の第28回公演「殿がいない!」。
舞台は江戸時代、文政六年(1823年)のころのお話です。
ちなみに「文政六年」で検索したら石川県は車多酒造という酒蔵の「天狗舞」という日本酒の銘柄がヒットしました。創業が文政六年とのこと。
文政六年ってどんな年かというと、シーボルトが来日し、勝海舟が生まれた年らしいです。
福島市佐倉下にあった陸奥下村藩のお話ですが、田沼意次とか松平定信とか、田沼の政治がーとか寛政の改革がーとか、そのあたりの背景がわかるとより楽しめるかもしれません。
日本史の授業を受けていたころ「○○の改革」のどれが何なのか覚えられず苦手意識のあった私も、稽古中に解説を受けて少しわかったような気になりました。
もちろん歴史に詳しくなくても楽しめるコメディ作品ですので、肩肘張らずにご来場いただければと思います。会場でお待ちしております!
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